9:30ころトイレに立つ。
若干痛い気もする。浮腫みではなく、足首、の外側、くるぶし辺り。
さて、午前中に、溜まってた仕事をなんとか少しでも片付けて、午後・カルメン/夜トロバトーレ、の稽古にバタバタと出発。
タクシー会社に電話すると、どうも登録してくれてるのか、すぐに対応してくれる。
なんか嬉しい。
反面、最近タクシーに乗ることにあまり心の抵抗がなくなってきてるような気がしてなんか恐い。
当たり前になってる自分が、いいことじゃない、と叫んでる。
午後は相模大野で夜は田町なので、その間の移動がかなり心配。
小田急線の相模大野から新宿までは、電車にもよるけど、約30分前後。
新宿駅での乗換えを考慮して一番前の車両に乗る。(←が、これが失敗)
と、長いシートの真ん中ら辺に座ってたおば様が、わざわざ声をかけてくれて席を譲ってくれる。
その近くに座る女子高生。
その向かいに座る男子高生。
新宿駅は西口に出て、エスカレータを使い階下に降りる。
エスカレータを降りる時って、上りでも下りでも結構緊張する。
そのため、降りる直前にステップの横をいっぱいに使って、自分はその真ん中に立って、降りるスタンバイとタイミングを計るんだけど、
これもどうかと思うんだけど、
降りる直前に松葉杖を広げたら、たまたま後ろから降りてきた若い女性に、
「すみません(ムッ)」(←先に降りていこうとして)
って迷惑そうに言われた。
なんか無性に腹が立って、
「いいすかちょっと(ムカッ)」
(待ってろよ!!! 的な)
と完全無視。
で、JRの改札(西口)くぐって、怪我後初の山手線へ。
もちろん言うまでもなくある程度の覚悟の上で。
さてまずホームに上がるために階段しかない。乗車もすごい勢い。トランク持ったサラリーマンが松葉杖にぶつかってくる、目の前に立って平気でよっかかってくる…思ってた通りの最悪っぷり。もちろん座れるわけないし。
稽古後、大井町から大井町線を利用。
すると、ボックス状になっている優先席に、中学生らしき長女と小学校らしき次女とその親。目の前に高齢者数名立ち。
(子供最悪だと思ったけどあれは子供は悪くないね、親だね。きっとみんなそうなんだろう)
痛感。怪我・高齢・妊婦、関係ないんだねこの街は。
社会としてのこの街は機能してないよ。
今の不便さで判ること多々。神様からの教えかな、今はこうして言ってるけど、自分がそれこそ、その筆頭だったのかも。
罰か。
だとしたら身を持って受け入れたい。そして、優しくしてくれた人達だけを胸に、手本に、これからを生きていきたい。
足が痛い。今朝と同じ場所、足首外側くるぶし辺り。と時々腱。
やっぱり角度ついてるのかな、なんかちくちくする。
【2010年7月3日(土)】
9:40起床。
足の痛みはほとんどない。
浮腫みも、おかげでほとんどないし、確実に痩せてはきてるけど、不便というだけで痛みもなければ辛さもないのだから、まだまだいい方なのかもしれないね。
なんだかしなきゃいけないことが溜まりに溜まってる。
怪我のことでそっちに気が行きがちで、どうしても他のたくさんのことが疎かになりがちで、せいぜい一つか二つぐらいにしか頭が回らない。
精神的に余裕がないってことなんだけど、
焦らずに、でも急いで確実に一つ一つを片付けないと。
夜はトロバトーレの稽古。
湯島。
表参道で千代田線に乗り換えて行く。
エスカレータもあるし、なんとかなるかな。
でも帰りが恐いなぁ、と思ってたら、あ今日は土曜日だ、まだマシか…よかった…と安堵。
たったこれだけのことでも、いちいちネットで駅の構内図検索して、調べて、なんてやってるから…
仕方ないんだけど。
だからそれも受け入れて前に進まなきゃ。
ギプス外した直後のことが今から心配で、やっておけることはないかな、と考えるけど、そんなの杞憂で、結局外してみなきゃ判らない。
左足のことも心配で、若干腱部分が腫れてきてる…ような…気もする。
(単に太くなっただけか?)
【2010年7月4日(日)】
10:00頃起床。
なんか眠い。
足の痛みは全然なくて、浮腫みによる痛みもないが、確実に足が細くなってる実感がある。
そして、伸びをする時に、切った足にも力が入るのが判り、なんか、不安を覚えつつも、…伸びたい!!
晴れ。結構爽やか。
午前中、溜まってる仕事とちまちま入ってくる仕事を片付ける。ぞ。
そして、夜は稽古のために街に出て行くが、日曜日ということもあってか、どこかのんびりした雰囲気で溢れてる。
電車も空いてるし、
ま、それでもマナーのない人は結局どこにでもいるんだけどね^^;
今日の稽古では、児童合唱団が初参加だったので、稽古場がすごく賑やか。
子供たちの勢いに、少し元気を貰う。
さて帰宅後なんか足が痛む。
足首も、だけど、腱も。時々ちくちく痛む。
踵で踏ん張る分には、ギプスに踵がついてるからそんなに気にならないけど、指先にちょっと重心乗るとちょっと痛む。
なんか刺さってるような、張ってるような…
なんだろう。
そうだ、今日でちょうど一ヶ月だ。
…正念場か…?
【2010年7月5日(月)】
10:30ころ起床。
足の痛みはない。なんというか、むしろ楽、かも。
さて、今日は久しぶりに一日オフ。
出かけなくていいのが、時間を気にしなくていいから、ちょっと気持ち的には楽になる。
外出して一番気になるのは、やはり所要時間だったり、それから、電車の乗り換えや、とにかく移動全般。
早めに出ても、結局いい時間になったり。
そういうことを気にしないでいいというのは大きい。
一日家にいるので、少し頭の中を整理。
やらなきゃいけないことや、やりたいこと、何が足りなくて何が必要で、そして、今は何すべきかを考える。
まずは明後日から始まるツアーの準備かな。
極力荷物を減らして、身軽に、簡単に。
でも。
やっぱり一日家にいると、体の感覚や気力が、自然と萎えてくる。というか、怠けてくる。
いっそ出かける方がいいのかな…
【2010年7月6日(火)】
10:00ころ起床。
足の痛みはない。が、相変わらず、長靴履いたまま寝てるような…暑い。
明日からまた地方に行くので、その準備と、それから、やっぱりやらないと結構やばいものの整理をして、覚悟を決めて、夜は「ドン・ホセ」の稽古。
近くなのでまだ楽。
今日は天気も比較的いい方だし、ちょっと暑いけど、まぁ爽やか。
最近ちょっと慢心してるのか、松葉杖をついてふらつくことが多い。
バランスを崩すというか、
…よろよろっとなる。
思わずギプスの方の足に乗ってしまうこともあって、実は結構恐い。
足の痛みも、普段はないけど、時々出てくるのは、大抵疲れた時とか、出かけた時に生じることが多い。
無意識に、使ってるのかな。
心配だけど、でもギプス外れたら、きっともっと大変なんだろうしなぁ、と思いながら、大丈夫かな、とやっぱり心配になる。
この時期は、切った当初よりも、精神的に不安になることや不安になるネタが増えてくる。
気をつけなきゃいけないことが、それなりの負担になる。
それと、些細なことが気になるようになってきた。
甘えの証拠か?
今の待遇を当たり前に感じてることなのか?
慣れって恐い。
【2010年7月7日(水)】
今日から地方回りの旅が始まる。果たしてちゃんとこなせるのか…
9:30ころ起床。
足の痛みもなく、ゆっくりと準備をして、余裕を見て10:30すぎにタクシーに乗り、予定より一本早い電車に乗る。
11:40東京駅着。
以前と同様、丸の内線から新幹線の改札口まで行くためのエスカレーターが激混みで、少し待つ。と、徐々に空いてくる。
お弁当を買って(今回はひつまぶし&味噌カツ。激美味)、12:12東京発の上越新幹線に無事に乗車。
今日は本番なのだ…
新幹線の車内は比較的ゆとりがあるが、それでも松葉杖の置き場にはとても困る。
結局座席の下に寝そべらせる。
13:59燕三条着。迎えのスタッフさんと合流して、車で約45分の五泉市・さくらんど会館へ。
本番会場は、半円形で、客席はパイプ椅子並べて45席くらい。
狭いけどいい雰囲気。
とにかくスタッフの気遣いがいい。
場当たりして、打ち合わせして、17:00過ぎにはフリー状態。2時間くらいのんびり。
本番は、結構いい雰囲気で見てもらえて、相当楽しめた様子。
終演後、ホール内のカフェで夕飯をご馳走になり、22:30燕三条ワシントンホテルにチェックイン。
部屋が広い! ゆったりで大満足。
汗だくだったので、がんばってお風呂(ユニットバス)に入る。
結構広いので、なんとか無事に入浴し、すっきり。
明日は浦佐の方で本番だ。
【2010年7月8日(木)】
夜、なんか暑くて眠れなくて、窓を開けて外の空気を入れると、少し涼しくなる。
ギプスの中のあちこちが痒くなりうずうずしてだんだんイライラしてくる。
ここまでイライラするのは初めて。
暑かったり、蒸してると、なおさらそうなる感じ。
痛みはないけど、浮腫により足が脹れて、余計にそうなるのかもしれない。
実はお風呂も、被せたごみ袋の中(ギプス部分)はまるでサウナ。ギプスの中を汗が流れていくような感覚さえ覚える。
8:45頃起床。晴れ。爽やかな風。
寝ている間に浮腫がひいていくのか、朝起きるといつもギプスの中はスカスカになってる。それだけ筋肉も落ちているのかな…
新潟の美味しいお米を食べて、14:21燕三条発の新幹線に乗るためにレイトチェックアウトにしてもらい、午前中をのんびりと過ごす。
こののんびりさで夜本番というのが怖い。
今日は重要文化財「目黒邸」での本番だ。
14:45浦佐着。
二週間前にも浦佐に来ていたから、なんか帰ってきた感じ。
一旦宿にチェックイン。今日は魚沼市の神湯温泉。入れないのが残念。でも部屋は広く快適。
30分程休憩して、現場へ。
さすが重要文化財、全てが感動。ここで本番とは!
土間にピアノを置いて、座敷が客席。面白い。
ただ、エアコンがないのと(←当たり前だ)、虫が入ってくるのとで蚊取り線香焚きまくり。
そして、敷居が高くて、松葉杖で跨ぐのがホントに大変。
さて、本番中、何度かバランスを崩しふらつく。
そして、図らずもかなり右足に加重。
こりゃ先生の言う通り、ツアー終わってからギプス外すことにして大正解だ。
下手したらまた切るぞ…
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