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2005/03/16

一緒にやりましょう

昨日テレビでいかりや長介さんの特集か何かを見た(途中からだったので番組名とかは判らないが。。。)
チャンネルを回していたらパッと長さんの顔が映ってびっくりして、嬉しくなった。

そうか一周忌か。


いかりや長介さんの訃報を知った時、その日は本番が入っていたのだが、ものすごくブルーになった。
と同時に、後悔の念が湧き出た。

共演したい人がまた逝った

そう思った。
もちろんそんな簡単に叶うわけじゃないしおこがましい思いなのは重々承知の上だが、俺は何をのんびりしてるんだ、そう思ったのだ。

その手のプロダクションに入ればいいことなのかもしれないが、
そうじゃない気がした。
経験を積み力を伸ばし、その上での共演じゃないと意味がないと。
そんなのいつになることやらって感じだが、なんとなくそれが筋なような気がしてる。

その当時何をしていたかというと、『魔笛』というオペラに武士2役で出演していた。
歌う仕事だった。
ところが、いろんな意味で、全然ダメダメで、本番の一週間くらい前から上半身にストレスによるものすごい蕁麻疹が出た。
慌てて病院に行ったら、太い注射をされて、あまり無理しないようにと言われた。
少しずつ治ってきた頃に、いかりやさんの訃報を知った。
とたんに蕁麻疹は引いていった。

何やってんだ俺は。。。

自分に腹が立った。
口では、いつかは共演したい、なんて言っておきながらこの様だ。この醜態だ。
結局自分が一番ダメなんじゃないか。
自分を信じれなくて、自分を見失って、何やってんだ俺は、と。

自分が抱いた想いは、自分以外には誰も叶えてくれない。

いかりや長介と共演することはもう叶わない。
でも、向こうに逝った時、胸を張って、一緒にやりましょう、そう言える自分でありたい。

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