派手に音楽が終り、劇的な暗転の後に明りが点くと、客席からものすごい量と質の拍手が鳴り響いた。
吹奏楽団による「Star Wars」の演奏。と語り。
わざわざ声をかけていただき、出演させていただいた豊島区吹奏楽団のコンサートが無事に終った。
当日ご来場いただきました多くのお客様にはあらためて御礼申し上げると共に、スタッフ・関係者一同には本当にお世話になりました。
とても良くしていただき、居心地もよく、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
去年出演させていただいた青陵ウィンドオーケストラでの「ハーメルンの笛吹き男」を何人かの団員さんが観に来てたらしく、
それがとても良かったから、
「ウチでもやってほしい」ってことで繋がった。という風に聞いた。
なんにせよありがたいことだ。
正直、スターウォーズの語りなんて無理だよ、世界観凄すぎるし、知ってる人はものすごく知っていてそのイメージも強いだろうから、
基本合うわけないし、って思ってた。
しかも、役は、アナキン(ダースベイダー)。
アナキンによる語り。
二部構成で、第一部は演奏のみで何曲か、第二部で、「Star Wars」の演奏だった。
暗転中で指揮者と一緒に板付き、台詞が始まると、ゆっくりと明りが点っていく。
と同時に起こる、かすかな笑い。
…ん?? 笑い? なんで?
なんかよく判らない始まりで、心の中は???がいっぱい。
でもまぁ時間を重ねるごとにお客様の反応はだんだん喰い付いてきたし、ラストシーンでは、気のせいかもしれないけど、鼻を啜る音も聞こえたし、
何より、
あの拍手は、すごく嬉しかった。
後押ししてくれたような気になった。
こういう、音楽と絡む仕事が増えて、その、いろんな大変を、毎回感じている。
音楽をするものと演じるもの。
一緒にする機会が増えてきたが、実に様々で、また、難しくもある。
あいやなんでも難しいんだろうけど、
ここで言いたい難しさとは、舞台上のことや本番当日のことじゃなくて、それらを創りあげる根本的な過程の所にあること。
例えば台本だったり選曲だったり、
そういう部分。
こういう仕事が増えて、自分でも台本を書く機会が増えたからよく判るけど、その大変さは尋常じゃないし、けど、誰にでも書けるって物でもない。
ただ、誰もがトライしてもよいことだとも思う。
結果として、本番当日のお客様からの反応で、自分がいいと思っていたものがよくなかったり、よくないと思ってたものがよかったりする。
そういう、失敗を自覚し、成功を分析し、次に繋げていくことだ。
今回はよかったのかな…自分ではよく判らない。
劇的な暗転と、客席からものすごい量と質の拍手。
何度も何度もコールされて、ありがたくて、久しぶりに舞台で泣きそうになった。
もちろん自分一人でできたことじゃない、
自分一人でやったことじゃない。
みんなと一緒だからできたことだ。
肝に銘じなければならない。
自分の力不足もあって、やっぱりもっともっと自分を磨かないといけない、磨きたい。
そう思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿