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2014/07/28

『人間賛歌』

美しくなきゃいけない。
美しいのが当たり前なのに、思わず、美しい…と言わせる思わせる。それが仕事。


オペラ「マクベス」が幕を下ろした。
ご来場いただきましたお客様には改めて御礼申し上げます。
そして、関係者各位にもまた、心よりの御礼を申し上げたい。
ありがとうございました。


今回の演出テーマは「人間」つまり、生=死。
不死の魔女は、死ねる人間に憧れを抱く。
不死、ということは=不生。
生きる、ということ知らない魔女達は、人間たちの真似事をして生きる疑似体験をする。
マクベスを通して、生きている真似事をするわけだ。
そして最後に、死んでみて、生きるってどうだった? と問う。
しかし、死んだ者は口が訊けない、もちろん彼らは何も言わないし、言えない。
魔女が最も欲する答えを、聞くこと叶わず、だから魔女達はまた次の人間を探す。それは、客席のあなたかもしれない…


稽古初日に、
「とにかく必死に生きてくれ、その役を、死にもの狂いで生きてくれ」
と言った。
もちろん今までだってそうしてきたんだろうけど、
言わせてもらえば、そんなの必死に生きたなんて言わない、って思ったし、今でも思ってる。
だから、半端な動きや不明な表現は悉く排除した。
「必死に生きてる人はそんなことしない」
例えば、マクベスは世紀の大悪人のように思われているが、それは、マクベスの人生(所業)を観た人が言ってるだけで、マクベス自身は自分のことを世紀の大悪人だなんて思ってない。
その全ての所業は、彼にとってすべて正義なのだから。
もちろん、その夫人だって同じだ。
悪女?
では訊くが、
貴女は自分が悪女だと思いますか? 思わない? でも世間からは悪い女ってイヤな女だって思われてますよ。


その役を必死に生きるということは、その役に対して真摯に向かい合い、その役の良いところも悪いところも理解し、その役の人生に対して誠意を持つことだと思う。
決して演じ手の独りよがりにならず、その役を、誰よりも理解することなんじゃないかと思う、もしかしたら自分自身以上に。


生きることを問うのは、良難なようで実は問いになってない。


死を思うから生が活きる。
私たちの人生の中で、いつ何時、死を感じる時があるだろうか。
自分自身に限らず、親兄弟親族、人は皆平等に死ぬ。

生きることを演じる必要はない。それはただの自己満足でしかないのだから。

だから。
舞台に立つ者は、その瞬間、必死に、死に物狂いに、たとえ誰かにみっともないと言われようとも心から生きる必要がある。
それが、出来てますか?
自分の人生も必死に生きられない人が、どうしてキャラクターの人生を生きられるのか、まずはそこを是正すべきだろう。

今舞台ではそれをキャストに強いた。
結果、誰もが未だに引きずってる。FBとか大騒ぎ。


作戦成功()


2014/07/13

本質を失ったら終わり

チャップリンの無声映画みたいに、字幕もないのに客席から笑いが零れ落ち続けた。

2014/07/01

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