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2005/06/28

未知の領域に踏み込む

生まれて初めてホルンを吹かせてもらった。

楽器はせいぜいキーボードをちょっといじくるくらいしかやったことがなくて、それでも小さい頃はバイオリンをやっていたのだが簡単に挫折、というか興味がなかった。

だから、楽器に触れる機会は、本当に変わらずに少ないままだった。


そんな楽器ド素人が初めてホルンを吹いた。


ひとみ室内合奏団という、クラリネット・フルート・ファゴット・オーボエ・ホルン、時々ピアノ、という56人で構成されている人たちと仲良くさせていただいていて、そのメンバーと一緒にいる時に、酒の勢いにまかせて前からやってみたいと思っていた楽器を「やらせてください」と懇願したら、あっさりOKが出た。


最近テレビで、中学生や高校生の吹奏楽部の特集というか追っかけというか、そういうのも見る機会があって、楽器を吹くというのはえらい大変なことなんだな、なかなか音も出ないもんなんだな、と感心しながら見ていた。

しかも、プロの人が仕事で使ってる楽器だ、かなり高価なものに違いない、と思うと、ちょっと吹かせてヨ、とは簡単には言えたもんじゃなかった。


ホルンの持ち方を教わり、どこにどこの指をあてて、とかを教わり、吹くコツを教えてもらう。


いざ!

マウスピースに唇あてて息を吹き込むと、ホルンが「いつもの人と違うぞ」と怒ってるような音が出た。
そして音が出たことにかなり調子に乗って、いっぱしのホルン吹きのような格好をして吹いてると、今度は音が出なくなったり息がもたなくなったり、

こいつはなかなか難しいくせに相当面白いじゃないか

と、かなり興奮してきた。


楽器には縁がなかったが、なんか面白いなやってみたいな、と思うようになった。

自分が未知の領域に踏み込む瞬間というのは、いつも新鮮でおもしろい。
この気持ちは大事にとっておきたい。


楽器ももっとやってみたいと思った。

 

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