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2006/09/01

俺は世界を制した…と。

久しぶりに、飛行機に乗った。

国内・国際線含めて、果たして何年ぶりか、になるくらい、久しぶりに空港にも行った。


富山県の利賀で行われた演出家コンクールに出演するために現地に向かうのに、時間がなくて、飛行機を使ったのだ。


朝一番の飛行機なのに羽田空港に向かう人の数ったら、ちょっとおかしいんじゃないの、っていうくらい混雑していた。
それでも、
無事にチェックインを済ませて機内に乗り込む。

やがて離陸して雲の壁を抜けると、
これもまた久しぶりな感覚、太陽光が直接窓から差し込んでくる。
眼下には、厚い白い雲が広がり、あたかも、白雪一面の海原を見ているよう。


世界で初めて空を飛びこの光景を目にした人は、きっとこう思ったことだろう。



この世界は俺のものだ、俺は世界を制したと。



少し先に目をやると大きな入道雲がある。
まるで、天空の城ラピュタに出てくる「龍の巣」のよう。

うわー、あん中に突っ込んでみたいなー、中はいったいどうなってるんだろう、なんて呑気なことを考える。


羽田空港を飛び立ってわずか30分ほどで『間もなく着陸態勢に入ります』のアナウンス。
?! もう?!
するとみるみるうちに機体は傾いて下降していく。

そして、白い雲のじゅうたんの中にゆっくりとその身を沈ませ始めた。

その瞬間。
大きく揺れる機体と、いつまでも安定しない機体。

おいおい大丈夫か?!
と不安になるも、考えてみれば当たり前だし、さっき、龍の巣の中に突っ込んでみたい、などと思ったことをかなり後悔する。

そんなの無理だ


東京から僅か40分、無事に富山に到着。

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