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2007/06/17

涙が零れそうになった

「私は再び現れる」


音楽が激しく鼓動し、暗転。

しばらく静寂に包まれ、まるで開放されるかのように明りが点ると、拍手が鳴り止まなかった。


青陵ウィンドオーケストラの定期演奏会が終って、未だにその感動の渦の中に取り残されている。

「ハーメルンの笛吹き男」を、吹奏楽と一緒に語りでやらせていただいた。
稽古はわずか2日。
短い時間の中で、果たしてどこまで何ができるのか大いに疑問だったが、それでも結果は出さなくてはいけない。
それが、観に来ていただいたお客様に対する最低限の礼儀だ。

スタッフには大変お世話になったし、また、非常に良くしていただいた。
自分がそれにどれだけ報いることができたのかはよく判らないけれど、それでも、かなり高評価をいただけたので、良かったと思う。


実際のステージは20分未満。
あっという間に終ってしまった。
しかし、袖に捌けてきたら、体はフラフラしてるし、また、手の指の先がピリピリして細かな震えが止まらない。
それだけ集中してたんだ、と思い、
そして、それだけ脳に血が行ってたんだ、と思うと、
考えてもみればそれだけの舞台ってなかなかないよなと実感する。


興奮に包まれて、涙が零れそうになった。


ほんでもって打上もすごいノリだった。
学生のとき以来のような体育会系のノリで、どこか懐かしく、その時とは間違った感情を抱く。
それだけ経験もしたし、成長もした。
それが、この結果なんだと思う。

大事にしたいし、驕らずにいたい。
全ての人が、そうであったように、初心を忘れてはいけない、と。

それが、仕事だ

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