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2008/04/01

書きたくて書いた財産が、今

高校時代から大学時代にかけて、好きで、小説をずーっと書いていた。


つい最近、その原稿がゴソッと出てきた。
戯曲も多くて、でも何れも完結していないのばっかりで、果たしてこの後どんな展開になって、どうやって結末を迎えて、そして、一体何が言いたかったんだろう、と思う書きかけの作品ばかり。


20年位前から既にそんなことやってたのか、と、今はちょっと信じられない。

もちろん当時の自分も、まさか今の自分がこんな仕事してるとは夢にも思ってないだろうし、今の自分も、その頃からそういう傾向があったのかなんて、思い出しもしなかった。

読み返して、
でも全部中途半端なところで終ってるから、ものすごくイライラする本なんだけど(笑)、
それでも、
なんか今の世の中とそんなに変わってないな、と思うことがたくさん描かれている。


続きを書きたいな、って思うんだけど、まったく覚えてないから多分無理だろうなぁ


その頃のことでよく覚えてるのは、
書き出すのはいいんだけど、途中で話が行き詰まって書けなくなり、その結果、全然違う新しい話を書いたりしてたってこと。
当時のメモとかが残ってて、プロットとかもしっかり作ってあるし、設定もかなり丁寧に描かれていて、よくまぁこんなことやってたな、って思う。


今、オペラの抜粋台本とか書いてる。

まさにプロットが大事で、物語全体を理解してないと、抜粋できないし台本も書けない。
頭の中で、書き始める時には既にゴールが見えている。


書きたいこと、と、書かなきゃいけないこと、とは違う。

描きたいこと、と、それを具現化することは、まるで違う。


若い自分は、書きたいことに溢れていた。
書きたいことがいっぱいあった。
それが今こうして自分の手元に残っているのは、奇跡に近い。


書きたくて書いた財産が、今ここにある。



そのうち≪未完≫作品としてここに出そうか?(誰も読みたくないかな^^;


 

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