初めて小道具使ってみた。
二年に一度の「一期一会」が無事に終わった。
毎回、助けてくれるスタッフ各位には、改めて心からの感謝の辞を述べたい。
そして何よりお客様。
毎回足を運んでくださる方や、初めての方も今回は多くて、本当にありがとうございました。
さて、今回選んだ作品は、前半に、
二年に一度の「一期一会」が無事に終わった。
毎回、助けてくれるスタッフ各位には、改めて心からの感謝の辞を述べたい。
そして何よりお客様。
毎回足を運んでくださる方や、初めての方も今回は多くて、本当にありがとうございました。
さて、今回選んだ作品は、前半に、
シューベルト作曲「魔王」
新美南吉作「手袋を買いに」
ラフマニノフ作曲「楽興の時」
オスカー・ワイルド作「幸福の王子」
そして後半には、
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホを題材にした一人芝居。
一瞬子供向けなように思われがちな作品群だが、どうしてどうして、むしろ大人向け。
ちなみに、最も評判が良かったものが、「幸福の王子」。
…ちょっと意外…^^;
というのも、自分たちでも、少し長いかもしれないね、繰り返しも多いし、と思ってたから。
でも、実は子供の頃読んだ、または読んでもらった記憶とは、印象が相当異なるらしくて、最後は目頭押さえて鼻を啜る声が舞台にまで聞こえてきたくらい。
…うんまぁそれならよかったけど…
さて、後半にプログラムしたゴッホの一人芝居。
実はかなり紆余曲折あった。
まず、当初の考えではゴッホではなく、メーテルリンクの「青い鳥」だったということ。
それが、書けない!! ってなって、ゴッホに方向転換。
書き始めたもののなかなか筆が進まず、
かなり時間がかかってしまって、
何とか完成を見たのが、12月中旬…より少し前かな。
それに選曲してもらう。が…
やっぱりどうしても台本に納得いかなくて、
頼み込んで、台本の書き直しを決行。
出来上がったのがクリスマス前くらい。
それでもう一回選曲をやり直してもらい、
あれよあれよという間に、本番…
怒涛のような…まさにゴッホの人生のような、荒波の中を全速力で駆け抜けた感じで出来たそれが「ゴッホの独白」オリジナル語り芝居。
普段着に近い衣裳を纏い、裸足で、血糊の替りに、赤い布切れを使って、血・絵の具・時間・才能、その他諸々を表現してみた。
観る人が、好きに想像してくれればいいな、と思い。
そして、今まで書いてきた台本とは大きく異なるのが、初めて主人公が舞台上で死を迎え終わるという展開。
今まで避けてきたのかもしれないけどね。
それがどうだったのかは自分ではよく判らない。
でも、ゴッホの内声を聞くにつれ、芸術家って辛いな、とか、しんどいな、とか、でも描かずにはいられない渇望というか感情というか…絵のことはよく判らないけど、でもなんとなく判るような気もするこの気持ちは、もしかしたら、芸術家に留まらず、もしかしたら誰もが持ち合わせているものなのかもしれない、と思った。
たまたまゴッホの絵を目にする機会があったら、彼の人生も一緒に見てもらえると嬉しいなと思う。
ちなみに、だが。
ゴッホが生きている間に売れた絵は、たった一枚、
死ぬ五か月前のこと、だという。
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