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2012/01/28

結局モーツァルトの掌の上なんだもん

ようやく、なのかな、それとも…



東京モーツァルト連が主催する、オペラ「魔笛«夜月編»」が無事に幕を下ろした。
関係者各位にはもちろんのこと、ご来場いただきましたお客様には心より感謝の意を述べたい。
本当にありがとうございました。


事の発端は、2007年のこと。
「魔笛の抜粋をやりたいんだけど」
と。
そこで、あまり深くは考えずに、いわゆる抜粋台本を書いて、演出した。
ところがその稽古期間中に、
「ホントはね、ザラストロ視点の男だらけの魔笛っていうのをやってみたいんだよね」
と。
「それだったら夜の女王から見た魔笛ってのもできたらいいよね」
「それならいっそ三部作にしちゃおうか」
と、まぁこんな感じだったと思う。


ということで、
20075月に«大地編»
20092月に«太陽編»
20121月に«夜月編»
5年近くにわたって、三部作を創り上げた。


それにしても今回の夜月編は台本を書くのに非常に苦労した。
一人じゃ書ききれなかったし、たぶん納得いく物は書けなかったんじゃないかなと思う。

わずか30分くらいの物語になった«夜月編»は、
夜の女王様は出ずっぱり、というかほとんど夜の女王。
その女王の回想、みたいな感じになった。


いいのかどうかは判らないけど、
三篇書いてみて、
モーツァルトは紛れもなく天才だったということを思い知った。
だって、どこを切り張りしても、結局モーツァルトの掌の上なんだもん、まいっちゃうよね…


…こういう機会はもうないだろうなぁ…


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