合わせ稽古、わずか三日。
オペラ「イオランタ」が無事に幕を下ろした。
いやぁホント無事に終わってよかった。
関係した全ての人、特に舞台スタッフさんと照明さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱい、ありがとうございました。
ロシア人が来日して、初の日露合同公演。だとか。
しかし来日する前から問題多発。
…これホントに大丈夫かな、判ってない人多すぎるんですけど…
水曜日。
初顔合わせで、とりあえずは音楽の合わせをして、舞台の説明をして、軽く段取りつけて、最後にざっと通す。
通訳に問題発生。使えない!そりゃそうだ、本職じゃないんだもん。
木曜日。
まずは東京組の稽古。(東京公演と高崎公演があった)
昨日のダメを直し、整理。
その後、高崎組にメンバーを変えて、段取りを確認して、その後通す。
そして、やっぱり通訳で大問題発生。
金曜日。
午後から高崎組の稽古。こちらはほとんどロシア人でキャスティングされているため、ダメ出しというよりは、昨日見て気になったところを相談し、修正する作業。
この日は初めてプロの通訳が来てくれて、
やっぱり本職ってすごい!
話がスムーズでかつ正しい意思疎通がお互いに出来るから、とにかく話が早い。そうだよ、やっぱり餅は餅屋なんだよ。
その後は東京組の稽古。女性陣が気になっていたのでそれを直し、最後に通しておしまい。
土曜日。
18:00に小屋入りで、そこから舞台上と照明を仕込み、その後簡単に場当りして、すぐGP。
…おかしいでしょ?!
本編だけで二時間はかかるのに、仕込時間が二時間未満って…なんでこんなことになっちゃてるの?!
で、日曜日本番。
ロシア人には馴染みの作品かもしれないけど、日本人にとっては全く馴染みのないオペラ、全体の流れを掴むことが苦手な日本人にとって、この短期間で完成させるのには無理がある。から、とにかく通す、通す、通す。
ただ、実は最初から一つずっと気になってたことがあって、日本のオペラの現場では当たり前のことも、向こうでは当然違うんじゃないか、ということ。
ロシア人はみんな優しいので、
お前がディレクターなんだから遠慮することないよ、
って言ってくれるんだけど、でも出来るなら考慮したいじゃない。
大変だったんじゃないかなぁ、でも実力差は雲泥だし。
そう、この雲泥、というのが…^^;
なんだろう、プロとアマの違い?大人と子供?新入社員と部長?
ロシア人キャストは、一言うと五は判ってくれてそれをすぐに反映させてくる。言葉が通じないのにもかかわらず!
でも日本人キャストは、みんながとは言わないけど、十言って二ぐらい?言葉通じるのに通じないっていう…^^;
結局意識レベルが違うからだと思うんだけど、日本人は歌う技術だけなんだよね、そこに表現の技術が皆無なの。ボディテクニックもそうだけど、キャラクターの理解度や読解、そしてそれらを正しく表現する技術とセンス。それがない。
しかしロシア人の場合は、歌う技術もさることながら、表現する技術も同等に備えている。
なにより表情と感情がそのキャラクターを一番に表現している。
舞台に立って何かをする(歌う、踊る、話す、弾く、とか)ということは、必ず何かを表現するってことだ。何も表現しないなんて有り得ない。
習い事の発表会ならそれでいい。だって趣旨が違うから。
でも、プロの舞台人が舞台にただ立つなんて、絶対にあってはならないことだ。そのあってはならないことが横行してて、またそれに気付いてない人がいて…って、なんだかよく意味の判らないことになっちゃってる。
何のために舞台に立ちたいと願ったのか。それじゃないのかなぁ…
オペラ「イオランタ」が無事に幕を下ろした。
いやぁホント無事に終わってよかった。
関係した全ての人、特に舞台スタッフさんと照明さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱい、ありがとうございました。
ロシア人が来日して、初の日露合同公演。だとか。
しかし来日する前から問題多発。
…これホントに大丈夫かな、判ってない人多すぎるんですけど…
水曜日。
初顔合わせで、とりあえずは音楽の合わせをして、舞台の説明をして、軽く段取りつけて、最後にざっと通す。
通訳に問題発生。使えない!そりゃそうだ、本職じゃないんだもん。
木曜日。
まずは東京組の稽古。(東京公演と高崎公演があった)
昨日のダメを直し、整理。
その後、高崎組にメンバーを変えて、段取りを確認して、その後通す。
そして、やっぱり通訳で大問題発生。
金曜日。
午後から高崎組の稽古。こちらはほとんどロシア人でキャスティングされているため、ダメ出しというよりは、昨日見て気になったところを相談し、修正する作業。
この日は初めてプロの通訳が来てくれて、
やっぱり本職ってすごい!
話がスムーズでかつ正しい意思疎通がお互いに出来るから、とにかく話が早い。そうだよ、やっぱり餅は餅屋なんだよ。
その後は東京組の稽古。女性陣が気になっていたのでそれを直し、最後に通しておしまい。
土曜日。
18:00に小屋入りで、そこから舞台上と照明を仕込み、その後簡単に場当りして、すぐGP。
…おかしいでしょ?!
本編だけで二時間はかかるのに、仕込時間が二時間未満って…なんでこんなことになっちゃてるの?!
で、日曜日本番。
ロシア人には馴染みの作品かもしれないけど、日本人にとっては全く馴染みのないオペラ、全体の流れを掴むことが苦手な日本人にとって、この短期間で完成させるのには無理がある。から、とにかく通す、通す、通す。
ただ、実は最初から一つずっと気になってたことがあって、日本のオペラの現場では当たり前のことも、向こうでは当然違うんじゃないか、ということ。
ロシア人はみんな優しいので、
お前がディレクターなんだから遠慮することないよ、
って言ってくれるんだけど、でも出来るなら考慮したいじゃない。
大変だったんじゃないかなぁ、でも実力差は雲泥だし。
そう、この雲泥、というのが…^^;
なんだろう、プロとアマの違い?大人と子供?新入社員と部長?
ロシア人キャストは、一言うと五は判ってくれてそれをすぐに反映させてくる。言葉が通じないのにもかかわらず!
でも日本人キャストは、みんながとは言わないけど、十言って二ぐらい?言葉通じるのに通じないっていう…^^;
結局意識レベルが違うからだと思うんだけど、日本人は歌う技術だけなんだよね、そこに表現の技術が皆無なの。ボディテクニックもそうだけど、キャラクターの理解度や読解、そしてそれらを正しく表現する技術とセンス。それがない。
しかしロシア人の場合は、歌う技術もさることながら、表現する技術も同等に備えている。
なにより表情と感情がそのキャラクターを一番に表現している。
舞台に立って何かをする(歌う、踊る、話す、弾く、とか)ということは、必ず何かを表現するってことだ。何も表現しないなんて有り得ない。
習い事の発表会ならそれでいい。だって趣旨が違うから。
でも、プロの舞台人が舞台にただ立つなんて、絶対にあってはならないことだ。そのあってはならないことが横行してて、またそれに気付いてない人がいて…って、なんだかよく意味の判らないことになっちゃってる。
何のために舞台に立ちたいと願ったのか。それじゃないのかなぁ…
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