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2012/10/02

どのオペラも人間賛歌であることには変わりない

さ~て、どこまでできるんだろう、それが第一印象。

あびこ声楽協会主催のオペラ「蝶々夫人」が無事に幕を下ろした。関係者各位には厚く御礼を申し上げるとともに、満席となった会場に足をお運び頂いたお客様にも心より御礼申し上げたい。
ありがとうございました。


「プッチーニの『蝶々夫人』の演出をお願いします。稽古は大体10回くらい、合唱団の稽古も、通し稽古も込みで」

ちなみに、一般的な稽古回数は20回前後。
+合唱団の稽古と通し稽古。
だから結局30回くらいかな。

そりゃもう最初っから飛ばしてかないと間に合わないよね。てか間に合うのか??

ともかく。
蝶々さんだ。大好きとか思い入れがあるとかは特にないんだけど、日本物で所作もすごく大事で、何より、待つ女、っていうのかな、いわゆる典型的な日本人女性なような気がして、そこをすごく丁寧に描きたくなる作品。

なんというか、内面を体であんまり表現しないで、心の襞を、表情や歌い方、居佇まいだけで表現してほしいのだ。


どこか、芝居に似てる。
あ、いや、歌劇なんだから芝居でもあるんだけど、そうじゃなくて、役作りや役の掘り下げ方・作り方が、芝居に似てる気がする。

自分が蝶々さん演じるんだったらどうやるのかな、って。

役者である自分が思い描く蝶々さんと、
音楽家であったプッチーニが思い描いた蝶々さんと、
その違いが何なのかは判らないけど、でもその違いこそが、なんだかキーワードなような気もする。


考えてもみればプッチーニの作品ってそういうの多いかも。
『これぞオペラです!!』
ってんじゃなくて、なんというか
地味、なのかな

どのオペラも人間賛歌であることには変わりないんだろうけど、
その表現の仕方が人それぞれで、

まぁだからきっと面白いんだろうけどね^^;

 

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