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2005/05/19

うれしい声

大学時代の友人から久しぶりに電話があった。

その友人は、コックを目指し、今は自分で店を構えるまでになっている。
商売も今のところは順調だと本人は言っている(端から見るとすごく繁盛してるのだが)、すごい男だ。


なんでも「ホームカミングディ」があるとかで電話してきた。
大学に戻る日、みたいな。
ようするに同窓会か? と聞くと、まぁそんなもんだ、という。


大学生の頃は寮生活でもあったせいか、その土地に馴染んで血気盛んに活動してた。
その当時から演劇はやっていたのだが、
本業の勉強が疎かになりすぎるくらい、没頭していた。

当時は役者で食っていくなんて夢のまた夢だったし、絶対にありえないと思っていた。
きっとだからこそ夢中でやっていたんだと思う。
学生、という限られた時間の中で、完全燃焼しようと、躍起になっていたのかもしれない。


しかし結局は燃え尽きることなく、また完全燃焼もせずに、今もまだ続けている。



大学にはしばらく行ってない。
去年恩師が若くして亡くなって、その葬儀が学園内で行われたのでその時には行ったが、本来あんまり大学にも用がないから行く機会がないのだ。


「それが一つ目の用件」
「一つ目?」
「二つ目。最近どう?」

ああ、なるほど、と思って、近況をつらつらと語る。
自分の今の心の中の不安定さを説明すると変に納得してた。
「俺たちみたいな仕事ってそうだよなー。俺も自分の店持って、ってすごい背伸びだもん。でも背伸びしてないとダメだよなー」
といって応援してくれた。
「朗報期待してる」
と。

うれしい声が聞けてよかった。

 

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