フィリアホールでの公演が8/6に終った。
関係者各位には、本当にお世話になり、色々とよくしていただき、心から感謝の辞を述べたい。
ありがとうございました。
フィリアホールは、「一期一会」の公演で使っている。
そのご縁からか、今年のフィリアホールオープンデーにおける新企画に出演のお声がかかった。
なんとも嬉しい限り。
しかもストラヴィンスキー作曲「兵士の物語」。
子供向けなのに、随分チャレンジャーだな、と思いながらも、もちろん嬉しさは隠せない。
正直なところ、ホールの方から出演を依頼してくるって、実は結構憧れに近かった。
ただ、モノがモノだ。
実際稽古に行ったのはほんの2~3回で、他は全部オケ合せに費やされた。
しかも指揮者がいないし。
皆若いし(どうやら学生もいたみたい)、きっと上手いんだろうけど、狭い世界観だな、自分もそうだったんだろうけど…
と思いながらも、自分のやるべきことをやるしかない。
さて、いざ幕が開いてみると、客席から聞こえてくるのは、子供の声ばかり。
しかも、明らかに未就学児7割? みたいな。
こりゃダメだ、まともにやっても誰も聞いてくれないぞ、と思った通り、語りだしてもザワつきは収まらない。
仕方ない、本当はあんまりやりたくないんだけど、と作戦変更。
喋ってる間、とにかく客席の子供のいる辺りを直視する、まるで目を見て喋るように。
実はスポットライトが当っているせいで、舞台からは全然客席が見えなかったんだけど、とにかく、あたかも自分の目を見て喋られてるような気にさせる。
すると、次第にザワツキが収まり始め、
曲の間はざわざわするのに語りに戻ると、なんとなく静かになる。
よしよし…
なんかそんな本番だった。
終わってからぐったりしたのは、オケの人たちが、やっぱりどこか学祭みたいなノリだったこと。
えらくハイテンションで、良かっただのあそこ間違えたー、とかとか。
いいけど、
と思いながら、お客様置いてけぼりなんだな、お客様に「聴かせてやってる」んだなぁ、って。
…一体学校は何教えてんだろ…
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