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2013/10/12

変わらない、という変化

デビュー40周年を向かえる岸本さんのリサイタルが今年も無事に幕を下ろした。

今回の内容は、5曲からなるリムスキー=コルサコフの歌曲
わずか15分くらいで終わっちゃうんだけど、あえてここで休憩入れて、
後半に短編オペラ「モーツァルトとサリエリ」を上演。

「イオランタ」もそうだけど、ロシアには意外と短編というより上演にちょうどいいサイズのオペラが結構眠ってるんじゃないか?


オペラ「モーツァルトとサリエリ」には、タイトルの通り、二人の登場人物がいる。
あくまでオペラなので歌曲とは違い、椅子とかテーブルとか、コップとか毒薬とか、小道具が必要である。
必然、歌い手にも動きが必要だし、演技が求められる。
ま、そりゃそうだ。
そうやってリサイタルに臨むのはもしかして初めてかもしれない。
以前「ボリス・ゴドゥノフ」というオペラを抜粋でやったが、それとはやっぱり違う。
今回は抜粋じゃない、むしろ全曲版。
しかも聞いたら、
「若い時に日本語で出演したことはある。でもそれからなかなかできなくて」
と。
夢だったんだって。
 
よかったよかった!!
 
とにかくロシア語なので物語の最初と中盤に日本語で解説を入れる。
朗読ではない、解説。
なので、演者が実際に身振り手振りすることをあらかじめ稽古で確認しておいて、そのシーンの解説時にはできるだけ動きも再現するようにした。
(そしたら終演後にお客様に「本領発揮だね^^」って言われてしまった;;
 
 
毎年のことだが、いつもいつもその熱意と誠実さに心打たれる。
変わらない、という変化。
それがすごいのだ。

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